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前人未踏の高峰に挑んだ男たちの人間ドラマ
特別招待作品クロージング『剣岳』
2009.03.22
3月22日(日)、クロージング作品である『劔岳 点の記』が上映され、木村大作監督、香川照之さんが舞台挨拶を行いました。
前人未踏の山・劔岳。その日本地図最後の空白地点に不屈の闘志、献身の心、仲間の絆を信じて挑んだ男たちがいた――。100年前の史実を基にした新田次郎の同名小説を、数多くの作品でキャメラマンを務めた木村大作が描いた人間ドラマです。
本作を撮った感想を聞かれた監督は、マイクも使わず地声で「この映画は"本物"です!! すべて本物の場所で撮っています。そのような意味で、今時の(CG全盛の)映画とは違いますが、必ずや何かを感じ取っていただけるものと信じています!」と熱く語りました。
続けて香川さんは「私たちが剱岳に登頂しようとしたのが2008年7月13日でした。そして、その日は柴崎芳太郎さんと宇治長次郎さんが101年前に登頂した記念日でもあり、監督の69歳の誕生日でもありました。でも当日は天候が悪く、結局4日後の17日に再アタックとなったのですが......監督は『俺は今日から13日ではなく、17日を誕生日とする!!』と宣言したんです。話はそれで終わればいいのですが、監督は後日、実際に区役所に行って誕生日を変更するように頼んだそうです(笑)」と裏話を語り、監督の作品への情熱が並々ならぬものであることをアピールしました。
『劔岳 点の記』は6月20日(土)、全国ロードショー
http://www.tsurugidake.jp/